![]() 準決勝の時は緊張から自分のプレイをできなかったイバノビッチ、第1セットを0-6で落としました。シャラポワ相手に同じ事をしたら負けは確実。第1セットから自分のプレイができるかどうかが鍵です。多少緊張が見えるものの、準決勝ほどではありません。ショットにも伸びがあり、ポイントをリードされても逆転でキープできています。シャラポワの方は相変わらずサービスが好調。トスアップがとても高くて、綺麗なフォームで打っています。これを見ただけで肩に不安がないのが分かります。こんなに綺麗なサービスを打っていたっけ? 思わず見惚れてしまいました。先にブレイクしたのはシャラポワ。イバノビッチにダブルフォルトが2本連続で出てしまいます。シャラポワのリターンが深く、イバノビッチは左右に振られて防戦一方。ここぞという時の勝負強さや攻撃の力強さは、シャラポワの方が上です。シャラポワのサービスゲームは隙がなく、第7ゲームまでイバノビッチは1ポイントも取れません。これは厳しい・・・シャラポワのミスを誘うにも、ストローク戦にならないのですから。しかし第8ゲーム、ここまで好調だったシャラポワのサービスが崩れます。ファーストサービスが入らず、ダブルフォルトを犯してイバノビッチがブレイクバック。試合を振り出しに戻します。本当に第7ゲームまでの好調が嘘のように、急に苦しくなりました。これでイバノビッチが息を吹き返したら、どうなるか分かりません。彼女の粘り強さ、最後まで諦めない精神力は誰もが認めるもの。ところが第11ゲームをシャラポワが再びブレイク。どうもイバノビッチはサービスゲームが安定しません。それもシャラポワの粘りがあってこそ。どんなボールにも食らいつき、返しています。チャンスと見ればネットに出て、イバノビッチのボールが浮いたら打ち込んで。1ポイントに対する執着心を見せつけていました。イバノビッチは最後の1ポイントが取れずに苦しみます。第12ゲームをシャラポワがキープし、第1セットはシャラポワが取りました。 第2セット、第1ゲームからイバノビッチはピンチ。5回のデュースの末にキープしましたが、この先も簡単にキープできそうにありません。シャラポワはガンガン打ちまくるプレイスタイルから、打つ時と抑える時のプレイを使い分けた大人のプレイスタイルに変わってきています。もちろん今でも力強いショットを打ちますが、無理やりねじ込んでいません。コーナーを丁寧に突いたと思ったら、オープンコートに強打をしたり。プレイにメリハリがついてきました。最近のシャラポワのプレイが私の関心を引くようになったのは、プレイスタイルの変化によるものだと改めて確認しました。第2セットに入るとシャラポワのサービスゲームの安定度が増します。ラブゲームでキープする場面もあり、イバノビッチは追い込まれていきます。第1セット第8ゲームの不調は何だったのか・・・。第7ゲーム、イバノビッチにミスが出始め、それを見逃さなかったシャラポワがすかさずブレイク。第9ゲームもシャラポワがブレイクし、全豪初優勝を決めました。マッチポイント3つのうち、2つまで耐えたイバノビッチですが、最後のショットがサイドラインを大きく割ってアウト。その瞬間、シャラポワはその場に座り込んでしまいました。両手で顔を覆い、嬉しさのあまり涙を流していました。昨年の決勝戦ではセレナの前に成す術なく敗れ去ったシャラポワ、その悪夢をようやく消し去る事ができたのです。予想されていた優勝とは言え、感動しました。彼女が優勝して心から喜べたのは、AIGオープン以来です。 これで今年は年間グランドスラム、生涯グランドスラム、ゴールデンスラムと叶えられる夢が広がりました。そんな事を気にせずひとつひとつの大会に全力投球するのか。それとも重要な大会に焦点を合わせるのでしょうか。2月2,3日に行われるフェド杯のメンバーにも選ばれています。これは北京オリンピックを意識したものでしょうが、初のフェド杯でのプレイも楽しみです。 by nachi_720 | 2008-01-28 23:26 | 全豪オープン
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